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016.『富山、日帰りの旅』(旅行日2006/06/10)

ポートラム『富山駅北電停』 併用軌道を走るポートラム 富山地方鉄道 急行 立山行き

<名鉄バスセンター→富山駅前>
 07:25頃、名鉄バスセンターに到着。4階の11番乗り場に向かう。
 乗車券を運転手に提示し、乗車。08番A席。ありがたい事に窓側の座席である。
 座席は座面チルト機構付きのリクライニングシート。フットレストも付いており、設備は上々である。トイレも付いているため、万が一の際も安心だ。
 私にとって、日中の高速バスは初めての乗車となる。夜間の乗車では寝ているうちに着くという感じだが、日中ではそうもいかない。
 思った以上の車内設備に安心した。
 07:40発 富山駅前行きが予定通りの乗客を乗せて出発となった。
 乗車率は75%ぐらい。空席案内では△で表示される状態である。
 私の座席は通路側が空席で、座席を広く使うことが出来てラッキーだった。

 今回、富山に向かったのは、旧JR富山港線を活用して、4/29に開業した"富山ライトレール(愛称はポートラム)"を見るためである。
 日本で初めてという本格的なLRTは一体どういうものなのか。また、富山地方鉄道の市内線・鉄道線も見ることで、富山の公共交通の状況を知ることも目的の一つである。

 高速バスは国道22号線を北上し、一宮ICから名神高速道路、一宮JCTから東海北陸自動車道を北上する。
 渋滞も無く、順調な走行である。
 09:25にひるがの高原SAに到着。トイレ休憩となる。
 分水嶺に位置するだけあって、標高も高く、少し肌寒い。簡単な展望台が設けられており、きれいな景色が広がっている。
 09:40に出発。東海北陸自動車道が一部未開通のため、荘川ICで国道158号線へ入り、すぐに国道156号線に移る。
 道路の幅員が狭くなり、大型車同士では行き違いが困難なところも。
 10:35に道の駅 白川郷に到着。ここでもトイレ休憩。
 かやぶき屋根の建物で、さすが白川郷といった所である。
 10:50に発車。白川郷ICから再び東海北陸自動車道に入る。
 ーーー砺波JCTから北陸自動車道に入り、東進。富山ICを降り、富山市内へ。
 それぞれの停留所で乗客を降ろしながら、定刻より若干早い11:55に富山駅前(南口)に到着した。

<インテック本社前→岩瀬浜>
 さっそく地下道を通り、北口の富山駅北電停へ。『ポートラム』とのご対面である。
 美しい景観である。
 ポートラムの架線以外は地中に埋まっており、空が広く見える。歩道も広く、ゆったりとした道路である。
 美しくデザインされたポートラムの車両・駅が景観の一つとなっている。
 ポートラム開業に合わせ、新たに設置された一つ隣の電停、インテック本社前から12:32発 岩瀬浜行き(TLR0606B)に乗車する。
 ポートラムでは七色に車両をカラーリングしており、この車両は青色だった。
 結構車内は混んでいる。予想とかなり違っていただけに驚いた。年配の方も多く、生活の足として定着しつつある事をうかがわせる。
 液晶ディスプレイも設置されており、次駅案内や運賃、マナーなどについての情報が流れていました。
 奥田中学校前電停から道路と離れ、専用軌道となる。最高60km/hで疾走し、ポートラムの本領発揮である。
 3箇所設けられた行き違い駅で、他の列車ととすれ違う
 各電停で少しずつ乗客が減るものの、大半の人が終点岩瀬浜電停まで乗り通したようだ。

 岩瀬浜電停は同じホームで電車とバスが相互に乗り換えることが出来、非常に便利である。
 ポートラムの時刻に合わせて、岩瀬浜海水浴場へのフィーダーバスが運行されているようで、見事な連携プレーである。

<岩瀬浜→富山駅北>
 電車を一本見送り、13:16発 富山駅北行き(TRL0604B)(写真は富山駅北電停で撮影)に乗車。運転席後ろにかぶりつく。
 ドイツのボンバルディア社が設計しているだけあって、外観だけでなく運転席周りもの機器配置も独特である。
また、高い加減速性能のおかげでメリハリの効いた運転である。
 奥田中学校前電停から道路に入り、併用軌道となる。
 ドイツで開発された軌道を樹脂で固めた"インファンド軌道"という方法で整備された区間である。
 交差点ごとに多少の待ち時間はあるもの、ポートラムの運行に合わせて信号が制御されており、比較的スムーズに運行出来ているようである。
 ただ、右折しようとする自動車が線路を塞いでしまう場面があり、運転手も慌ててはいるものの、結果的に列車の運行を妨げることになってしまった。
 仕方が無いとはいえ、今後の改善課題の一つだろうか。
 終点富山駅北電停で多くの人が降りていった。

 さて、このポートラム。素晴らしいことに、平日の日中と土日祝日は運賃が半額になる(期間限定)。
 つまり当日は1乗車100円であった。
 これはかなり安いだろう。ワンコインで乗れるというのはスゴイ事である。
 しかもICカード型乗車券"passca(パスカ)"は、降車の際にリーダーにタッチするだけで支払いが出来る。
 また、入金額の10%がプレミアとして付加される。つまり、1000円入金すると1100円使えるというお得で便利なカードである。
 このカードを使わない手は無いだろう。

<電鉄富山→南富山>
 ここからは富山地方鉄道に乗る。
 電鉄富山駅に行き、14:07発 普通 岩峅寺行き(モハ14764)に乗車。
 2扉クロスシートの車内は、各車両20人ぐらいの乗客数である。
 2扉車をワンマン改造してあるので、運賃箱と扉の位置が遠く、駅員がいない駅では扉付近まで運転手が切符を収受しに来る。仕方が無いとはいえ、少し大変そう。
 南富山駅で下車。
 窓口付近はまるでタイムスリップしたような雰囲気である。

<南富山駅前→富山駅前→大学前>
 南富山駅前電停から市内線に乗り換える。路面電車となる市内線はかなりの5分前後の頻発運転で、ひっきりなしに運行されている印象である。
 14:22発 富山駅前行き(7016)に乗車。
 ポートラムとは打って変わって、年代物の車両である。空気圧縮機の音が響き、レールの継ぎ目ではガタンガタンと車両全体から聞こえてくるよう感じである。
 これはこれで味があるが、床が高いため、乗り降りが大変である。
 車内で購入した"トラムカード"(プレペイド式の磁気カード)で精算して、終点富山駅前電停で下車。
 ここから大学前電停までは10間隔の運転となる。
 ちなみに、この電停の駅名標にはスピーカーが設けれており、列車の接近情報が流されており、待ち時間をより短く感じる事が出来ます。
 14:44発 大学前行き(7022)(写真は大学前電停で撮影)に乗車。
 神通川を渡る手前から単線となり、終点大学前電停に到着。
 この電停は安全地帯と歩道が歩道橋で結ばれており、安全ではあるが上り下りが大変な構造になっている。

<大学前→富山駅前>
 近くの五福公園を散歩し、再び電停へ。
 15:10発 南富山駅前行き(7019)に乗車。
 富山駅前電停で降りる。

<富山駅北→城川原>
 ドトールコーヒーで小休止した後、再びポートラムへ。
 富山駅北電停から16:00発 岩瀬浜行き(TLR0605A)に乗車。
 日中よりは乗客は少ないものの、座れない人も結構いる。
 城川原電停で下車。
 この電停は富山ライトレールの本社車庫に挟まれるような形で、車庫には1編成留置されていた。

<城川原→富山駅北>
 16:27発 富山駅北行き(TLR0604B)に乗車。
 ここで初めて座席に座ることが出来た。座り心地は良く、少し柔らかめな座席であった。
 終点富山駅北電停で下車。乗車用ホームにはすでに多くの人が待っており、やはりポートラムは好調なようだ。

<富山→(米原) →名古屋>
 ここからJR富山駅構内に入り、写真撮影。以下にそれぞれの列車を。
   ・413系
   ・415系
   ・キハ120形
   ・485系 特急『北越』
   ・683系 特急『サンダーバード』側面ステッカー側面種別・行先案内表示機
   ・683系2000番台 特急『しらさぎ』側面ステッカー
   ・683系8000番台 特急『はくたか』側面ステッカー
 乗車予定の列車の入線時刻が迫ってきたので2番線へ。
 18:12発 L特急 しらさぎ16号 名古屋行き(クハ683-2409)に乗車。7号車7番D席、普通車指定席の窓側である。
 2003年に製造された車両だけあって車内はきれいである。
 車内端部に設置されたLED式案内表示機に、深々としたリクライニングシート、車両端の座席にはPC用電源。
 トイレも真空式で、臭いの少ないタイプである。ただ、フットレストはなく、少し意外であった。
 富山駅発車時点ではほとんどが空席だったが、金沢で6割程度の乗車率に。その後も少しずつ乗客が増えていく。
 地図で見るより駅間距離が長く、走り始めて1時間ぐらいは、なかなか駅に着かないような印象だった。
 米原駅で4割程度の乗車率となり、列車の進行方向が変わるため手動で座席の方向転換。4割ほどの乗車率となって、ラストスパート。
 3時間30分無事に走り抜き、ほぼ定刻に名古屋駅に到着した。
 列車は、折り返し"ホームライナー大垣3号"になりました。

<名鉄名古屋→犬山>
 名鉄名古屋駅に向かい、22:00発 急行 犬山行き(車番未確認)に乗車。
 22:45頃、無事に帰宅となりました。


〜旅行後記〜
 富山市は公共交通の状況はそれほど悪くないようです。
 ポートラムだけでなく、従来の市電もよく利用されており、今後の発展に期待が持てる状態と言えるでしょう。

 ところで行きの高速バス、休憩場所がひるがの高原と白川郷だったせいか、なんだか観光バスに乗ってるような気分でした。
 あと数年で東海北陸自動車道も全通すると思われるので、所要時間がより短くなって利用しやすくなりそうです。
 これから北陸地方へは高速バスで行こうかなと思います。安いし、車内設備も良いので・・・。