起床したら06:30であった・・・。予定では朝5時に起床し、始発で高山へ・・・と思っていたのだが、こうなっては仕方が無い。
JR高山本線2本目の列車に間に合うべく、急いで犬山駅へ向かった。
さて今回の旅は、東京・大阪の旅行で余った青春18きっぷを使って、2006年11月に廃止されてしまう『神岡鉄道』に乗りにいくものである。
神岡鉄道には2回ほど行ったことがあるが、どちらも小学生の頃で、廃止前の今どうなっているのか楽しみである。
また、JR高山本線は鵜沼駅以北に乗ったことも無く、さらに飛騨古川駅〜猪谷駅間は昨年の台風23号の影響でいまだに不通で"代行バス"となっている。
こちらもどうなっているのだろうか。
| <犬山→新鵜沼> |
| <鵜沼→高山→飛騨古川→(代行バス)→ | 猪谷> |
3番線に移動し、10:14発 普通 飛騨古川行き 2両編成(キハ48-5819)に乗車。
空席ばかりで、さっきの列車とは大違いである。やはりこのあたりは高山市が中心になっているようである。
広い盆地の中を進み。10:39に終点飛騨古川駅に到着。
駅舎の隣には観光案内施設などが建てられており、きれいな駅前広場である。
ここから代行バスとなる。
最初にも書いたとおり台風23号の影響で、飛騨古川駅〜猪谷駅間は路盤・橋脚の流出など壊滅的な被害を受けたため、沿道の復旧を待って復旧工事が急ピッチで行われているところである。
10:50発 列車代行バス 猪谷行きに乗車。
今まで乗ってきたバスの中でもかなり狭いシートピッチで、窮屈であった。幸い、乗客は6人だけだったため、斜めに座れたので良かった。
杉崎駅代行バス停で1人が降りる。飛騨細江駅代行バス停を過ぎ、国道41号線と別れ国道471号線、そして国道360号線に入る。
しばらくすると道路の復旧工事の箇所が増え始め、所々では交互通行の箇所も。当然代行バスも足止めをされる。
飛騨古川駅〜角川駅間は10月1日のダイヤ改正で列車運転再開となるので、ほぼすべての区間で復旧工事が完了していた。
角川駅代行バス停を出ると、途端にひどい状況になる。
橋脚が流され橋がなくなっている所や、路盤ごと土砂が流されて枕木が一緒になったまま線路が川まで垂れ下がっている箇所など、想像を絶する状況であった。
道路もひどい状況で、仮道に仮橋のオンパレード。宮川に土砂を積み上げて、作業スペースと仮道を確保している状況であった。
災害当初、JR東海は「沿道の復旧を待って復旧工事を開始します。」としていたが、道路すら一気に重機を投入できる状況ではなかっただろうから、仮とはいえ1年でこれだけ復旧させたのは大したものではないだろうか。
坂上駅前で15分ほど停車し、トイレ休憩である。トイレは宮川村役場の物を使用となった。使われていない坂上駅はとてもさびしい雰囲気であった。
打保駅〜杉原駅間の線路は放置されたままで、工事用の道路を造っていたところであった。
JR東海は平成19年度の全通を目指しているようだが・・・。
富山県に入り、古い駅舎の終点猪谷駅に定刻より2分早い12:28に到着。
ここから神岡鉄道の発車時刻まで2時間30分待つ事になる。
駅近くには神岡鉱業(株)の社宅があり、あらためて鉱業の町なんだなと実感。それ以外には郵便局と飲食店と商店と家屋しかなく、文字通り何にも無い。
猪谷関所館という博物館兼公民館?のような建物があったか、入館料が150円必要だったのでパス。ちょっとぶらぶらすることに。
駅前の坂道を降りると国道41号線が通っており、それを渡ると神通川に架かる橋があった。すばらしい景色であった。
まだ少し聞こえるセミの鳴き声に、風にそよぐ木々の音。久しぶりに「おおっ。」と声が出た景色であった。
しばらく景色を堪能した後、駅に戻りこの旅日記を書きながら列車の到着を待つことにした。
| <猪谷→奥飛騨温泉口> |
| <奥飛騨温泉口→猪谷> |
| <猪谷 | →(代行バス)→飛騨古川→高山→美濃太田→鵜沼> |
19:15発 普通 高山行き 2両編成(キハ48-6813)に乗車。車内は空席ばかりである。
終点高山駅に定刻の19:32に到着。
向かい側に停車中の18:34発 普通 美濃太田行き 3両編成(キハ48-6811)(写真は美濃太田駅で撮影)にすぐに乗り換える。
時間があれば駅弁を購入したかったが、乗り換え時間が2分ではどうしようもない。
ボックス席に1人ずつといった感じの車内で、簡単にボックス席を占領できた。
が、外はもちろん真っ暗で景色は楽しめない。さらに空腹だが何も食べるものが無いので我慢するしかなく、生殺しである。
乗客が増えたり減ったりしながら、21:52に終点美濃太田駅に到着。
LED式列車案内標があり、都市圏に帰ってきたんだなと実感。
ちなみに駅弁を買おうと思っていたが、もう売店が閉まっていた・・・。結局何も食べられないまま次の列車に・・・。
多治見駅始発の22:07発 普通 岐阜行き 1両編成(キハ11-118)に乗車。
多治見駅始発の時点では2両編成だが、この駅から1両編成になる。
JRになってから製造された同車は、英国カミンズ社製の大出力エンジンを搭載しているため、とてもスムーズな加速である。国鉄形式とは比べ物にならない。
6割くらいの座席が埋まっている状況で発車。車内には高山行きの列車内で見たお客さんがちらほら・・・。どうやら皆さん高山観光を楽しんできたようである。
22:21に鵜沼駅に到着し、下車する。連絡通路を通り名鉄新鵜沼駅に乗り換える。
| <新鵜沼→犬山> |
〜旅行後記〜
疲れました・・・。国鉄形式のあまり座り心地の良くない座席に3時間近く座りつづけるとか、代行バスに2時間近く乗りつづけるとか、疲れないはずがありません。
朝から晩まで乗りまくりで鉄道冥利に尽きるといえばそうですが、やっぱり程度ってものがありますよ。
今回は一人旅だったので時間の流れが遅く感じましたが、気の合う仲間とぶらりと鈍行の旅・・・なんていうのも良いかもしれません。
道中に発見したいろいろなものを以下に。
その1(猪谷駅の簡易自動券売機。裏側は真っ白で磁気券ではありませんでした。)
その2(猪谷駅の注意書き。言ってる事はもっともですが、なにより絵がすごい…。)
その3(同じく猪谷駅の注意書き。停車中は使うなって…いつの時代の話なんでしょうか。)
その4(猪谷駅の神岡鉄道の発車ベル。見るからに古い機械ですね…。)
その5(奥飛騨温泉口駅の自動券売機。"食券"とか出てきそうです…。)