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 3150系・3300系
      3150系:2両編成*4本=8両
      3300系:4両編成*5本=20両

3300系名鉄岐阜駅撮影 3150系豊川稲荷駅撮影

 製造目的・概要

 2002年に登場した名鉄小牧線〜地下鉄上飯田線相互直通用のステンレス車体300系を基本とした、新形式の通勤車両である。今後の本線形通勤電車の標準形として製造されたものである。3150系が2両編成、3300系が4両編成で共通設計となっている。
 2004年9月末より運用を開始しており、7000系、7500系などの老朽化した車両の代替として順次増備されていく予定である。
 従来の電気指令式ブレーキを搭載している車両(3500、3100、3700の各系列、以下"3R車")との共通運用で、編成間に挟まれて『顔』が見えないこともある。


 主な運転区間/編成両数

・小牧線、豊田線、三河線、蒲郡線、瀬戸線を除く全線
   /3150系は2〜8両編成、3300系は4〜8両編成(両系列とも3R車との併結が大半を占める)


 主要諸元

最高速度 : 120km/h(130km/h運転対応)
加速度 : 2.0km/h/s(130km/h運転時は2.5km/h/s)
減速度 : 3.5km/h/s(常用)、4.0km/h/s(非常)
制御装置 : VVVFデュアルモード2レベルインバータ制御
ブレーキ方式 : 電空演算回生ブレーキ(純電気ブレーキ方式)
: MBSA電気指令式T車遅れ込め制御付き回生ブレーキ
車体構成 : 日本車輌のブロック組立工法による、ステンレス車体


 外装

 日本車輌のブロック組立工法を用いているため、側面を見ると窓部とドア部で段差がある。
 外板は2.5mm厚のヘアライン仕上げに、名鉄のスカーレット・レッドの帯が入れられている。先頭部分のみ踏切事故などを考慮してスチール鋼板製で、メタリックシルバー塗装となっている。
 前面貫通扉は、非常時に乗務員が連結されている他編成への移動が可能なように車体中央部にオフセットされており、外部からの開閉が可能となっている。
 左右両方の前照灯・尾灯を結ぶようにブラックの飾り帯が配されている。
 種別・行先表示器は2000系と同じようにLCD式が採用されている。車外スピーカは300系の屋根上取り付けから、側取り付けに変更されている。

3300系側面種別・行先表示装置 3300系車外スピーカー 3300系側扉 3150系同士の連結面


 内装

 車内はライトグレー系の床、ライトパープル系の腰掛、ピンク色のスタンションポールがアクセントとなり、落ち着きと温かみのあるものとなっている。
 転換クロスシートと片持ち式ロングシートが交互に設置されており、混雑時・閑散時のどちらにも対応できるものとなっている。
 乗務員室背面には、車いす対応の折りたたみ式腰掛が設置され、車いす固定用のベルトが備えられている。なお、2次車からは2200系のような肘掛つきのものとなっている。
 側扉上部には2段表示が可能なLED式車内案内表示器が千鳥配置で各車3台ずつ設置されている。この表示器は300系から採用されているもので、16ドット+16ドット、24ドット+8ドット、24ドットのみの3種類の表示が状況に応じて使い分けられている。
 車端上部にはLED式号車表示器が取り付けられている。
 側窓は、大型固定2連窓で連結部の上部のみ内折れ窓となっている。なお紫外線を抑えるグリーン系濃色のUVカットガラスを採用している。このためカーテンは省略されている。

 運転席は2000系に準じており、右手操作型ワンハンドルマスコン、TICSモニタ、速度計、圧力計、ノッチ表示灯などが設置されている。但し速度計と圧力計の位置が上下反対となっている。
 発車予告ベルは300系と同じもので、ドアスイッチは従来のものとは異なっている。電鈴も従来の「チンチン」ではなく、ブザーとなり「プップッ」と鳴るようになった。

3300系車内 3300系ロングシート 3300系クロスシート(優先席) 3300系側窓開状態
3300系車内案内表示機英字併記時 3300系車内案内表示機次駅案内時 3300系LED式車内号車案内表示機 3300系車掌スイッチ類
3300系格納式座席使用時 3300系格納式座席格納時 3300系運転席


 特記事項

 本線系初のステンレス車体ということで、多くのお客さんの注目を浴びている。新車に乗ろうと電車が到着してからわざわざホームを移動してくるお客さんもいる。
 セミクロスシート配置の車両はたくさんあるが、側扉を境にして固定式のロングシートと転換クロスシートを配置したのは本線形の車両としては同車が初である。今後、どのように評価されていくのか注目である。


 乗車インプレッション

 ロングシートは8人がけで、それぞれ3人+2人+3人でスタンションポールによって区切られている。立っているお客さんの手すりとして、また座っているお客さんが立ち上がったりする際の支えとしても便利だ。着席位置が明示されているバケットシートと相まって、ロングシートの定員着席に貢献しているようで、非常にうれしい。これでより多くのお客さんが座れるようになるだろう。
 ロングシートとクロスシートの両方から、自分の好きな方を選べるというのはとてもうれしい。ただ、ラッシュ時にはクロスシート付近で少々混雑が増しているような気もする。

 LED式車内案内表示器は、千鳥配置ではなく全側扉に配置して欲しい。座る位置によっては全く見えないこともある。またクロスシートでは車端部に設置されている方が見やすいのだが…。


 編成表

<3150系>
←豊橋 ク3150(Tc) - モ3250(Mc) 名鉄岐阜→
3151 - 3251 1次車(2004 日本車輌)
3152 - 3252 1次車(2004 日本車輌)
3153 - 3253 1次車(2004 日本車輌)
3154 - 3254 1次車(2004 日本車輌)

<3300系>
←豊橋 ク3300(Tc) - モ3350(M) - サ3450(T) - モ3400(Mc) 名鉄岐阜→
3301 - 3351 - 3451 - 3401 1次車(2004 日本車輌)
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3302 - 3352 - 3452 - 3402 2次車(2005 日本車輌)
3303 - 3353 - 3453 - 3403 2次車(2005 日本車輌)
3304 - 3354 - 3454 - 3404 2次車(2005 日本車輌)
3305 - 3355 - 3455 - 3405 2次車(2005 日本車輌)