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 2200系
     一部特別車編成   6両編成*4本=24両

中部国際空港駅に到着する2200系 2200系名鉄岐阜駅撮影

 製造目的・概要

 2005年2月17日に開港する中部国際空港へのアクセス鉄道として、同年1月29日に空港線(常滑〜中部国際空港駅間)が開業した。
 これに合わせて空港アクセス専用特急として、名鉄名古屋〜中部国際空港駅間を28分で結ぶ2000系「ミュースカイ」を補完する目的で製造されたものである。そのため一部特別車編成となり、車体傾斜装置は搭載されていない。

 この2200系、また2000系の製造により、8800系「パノラマDX」が廃車となった。
 また空港線の開業に合わせて、名鉄では同日に全線でダイヤ改正が行われた。詳しくはNews006.へ。


 主な運転区間/編成両数

・名鉄岐阜〜中部国際空港駅間『特急』/6両編成


 主要諸元

最高速度 : 120km/h(130km/h運転対応)
加速度 : 2.3km/h/s(130km/h運転時は2.5km/h/s)
減速度 : 3.5km/h/s(常用)、4.5km/h/s(非常)
制御装置 : VVVFデュアルモード2レベルインバータ制御
ブレーキ方式 : 電空演算回生ブレーキ(純電気ブレーキ方式)
: MBSA電気指令式T車遅れ込め制御付き回生ブレーキ
車体構成 : 軽量構造とした鋼製構体


 外装

 2000系と同じ空港アクセス特急としての統一感を出すために、車体断面・構造がほぼ同じになっている。
 2000系では貫通路を使用しているが、この2200系では現時点では増結運用はないため、貫通路は設けられていない。但し、統一感を持たせるために外から見ると貫通路があるように見える。この前面中央部の窓にはワンウェイシートが貼り付けられており、車内から車外は見えるが、車外から車内は見えないようになっている。なお増結されるのは名鉄岐阜方のみなので、モ2300形のみ将来の増結運用を考慮して、貫通ほろを設置するためのスペースが用意されている。
 豊橋方1・2号車が特別車で2000系のモ2050形+モ2100形を方転させたような構成、名鉄岐阜方3〜6号車が一般車で3300系に準じた構成となっている。この2200系の車両編成は、従来の1000・1200系の一部特別車編成と同じものである。
 号車表示は車両の編成位置が変化しないことから、ステッカーとなっている。また特別車と一般車との誤乗防止のために、モ2200形とサ2250形の車体側面には「μ特別車」のステッカーと共に、1と2の数字がそれぞれ大きく貼り付けられている。
 2両目の豊橋方の車体側面には、『Series2200』のゴールドエンブレムが、それぞれ貼り付けられている。
 種別・行先表示機には反射型LCDが使われており、LEDより細かい表示が可能になっている。

2200系1号車大型車号表示ステッカー 2200系2号車大型車号表示ステッカー 2200系側面号車表示ステッカー
2200系車体側面ゴールドエンブレム 2200系側面種別・行先表示装置


 内装

 内装は特別車が2000系、一般車が3300系に準じたものとなっている。

<特別車関連>  特別車は、白色と青色を基調にまとめられており、すっきりとしている。
 車内には2000系と同じように、大型荷物置場や、22インチ大型LCDモニタが客室仕切り上部に設置されている。LCDモニタには停車駅案内や現在地表示、文字情報、空港情報などのほか、運転席に設けたCCDカメラによるリアルタイムの前方走行風景が映し出される。カーテンは、2000系との共通化のために車体傾斜装置は搭載していないが、従来のプリーツカーテンではなく、巻き上げロールカーテンのフリーストップ式としている。
 座席は背面折りたたみ式テーブル付の電動回転式腰掛で、バケットタイプのリクライニング連動の座面チルト機構が採用されている。2+2列配置で、シートピッチは1000mm、出入台側は1列+大型荷物置場の配置となっている。
 サ2250形の豊橋側には、ベビーベッド付の車いす対応洋式便所、男子便所および洗面所が設けられている。またこの車両の豊橋側の1人用腰掛は車いす固定用のベルトを備えている。

2200系車内 2200系車内案内表示機 2200系車内荷物置場 2200系車いす対応座席
2200系洗面所 2200系男子便所 2200系車いす対応洋式便所 2200系車いす対応洋式便所内に設置されているベビーベッド


<一般車関連>  一般車は、ライトグレー系の床、ライトパープル系の腰掛、ピンク色のスタンションポールがアクセントとなり、落ち着きと温かみのあるものとなっている。
 転換クロスシートと片持ち式ロングシートが交互に設置されており、混雑時・閑散時のどちらにも対応できるものとなっている。モ2300形の名鉄岐阜側には、車いす対応の肘掛つき折りたたみ式腰掛が設置され、車いす固定用のベルトが備えられている。
 側扉上部にはLED式車内案内表示器が千鳥配置で各車3台ずつ設置されている。この表示器は300系から採用されている2段表示が可能なもので、16ドット+16ドット、24ドット+8ドット、24ドットのみの3種類の表示が状況に応じて使い分けられている。
 車端上部にはステッカー貼り付けによる号車表示が設置されている。
 側窓は、大型固定2連窓で連結部の上部のみ内折れ窓となっている。なお紫外線を抑えるグリーン系濃色のUVカットガラスを採用している。このためカーテンは省略されている。

 運転席は2000系に準じており、右手操作型ワンハンドルマスコン、TICSモニタ、速度計、圧力計、ノッチ表示灯などが設置されている。但し貫通路は設置されていないことから運転士の右側の視界がある程度確保されるので、2000系で設置している右側方カメラは設置されず、特別車内LCDモニタ用の前方映像用カメラのみとなっている。
 車内放送では外国語放送対応の自動放送装置を備えており、デッキ部では扉案内放送が流れる。また空港到着時には車内にBGMが流れ、旅の雰囲気を盛り上げている。
 発車予告ベルは300系と同じもので、ドアスイッチは従来のものとは異なっている。電鈴も従来の「チンチン」ではなく、ブザーとなり「プップッ」と鳴るようになった。

2200系特別車案内ステッカー 2200系特別車から一般車を見る 2200系一般車から特別車を見る 2200系一般車車内
2200系車内号車表示ステッカー 2200系格納式座席使用時 2200系格納式座席格納時 2200系運転席


 特記事項

 この車両には一般車が併結されていることから、車体傾斜装置は搭載せず、種別は『特急』として運用されている。
 上述の通り、豊橋方モ2200形には列車が併結されないため、電気連結器は搭載されていない。名鉄岐阜方モ2300形は増結運用に対応するために設置されている。

 当初のダイヤでは2200系に増結運用はなかったが、特に早朝時間帯において中部国際空港方面の列車への乗客の大量の積み残しが発生したため、急遽3100系列2両を連結し、8両編成として運用している列車もあります。


 乗車インプレッション

 特別車の座席には座面チルト機構が設けられているので、従来のリクライニングシートに比べ座り心地が良くなっている。ただ、若干肉厚が薄く、固めの座席となっている。

 一般車のロングシートは8人がけで、それぞれ3人+2人+3人でスタンションポールによって区切られている。立っているお客さんの手すりとして、また座っているお客さんが立ち上がったりする際の支えとしても便利だ。着席位置が明示されているバケットシートと相まって、ロングシートの定員着席に貢献しているようで、非常にうれしい。これでより多くのお客さんが座れるようになるだろう。


 編成表

←豊橋 モ2200(Mc1) - サ2250(T1) - サ2400(T2) - モ2450(M) - サ2350(T2') - モ2300(Mc2) 名鉄岐阜→
2201 - 2251 - 2401 - 2451 - 2351 - 2301 1次車(2004 日本車輌)
2202 - 2252 - 2402 - 2452 - 2352 - 2302 1次車(2004 日本車輌)
2203 - 2253 - 2403 - 2453 - 2353 - 2303 1次車(2005 日本車輌)
2204 - 2254 - 2404 - 2454 - 2354 - 2304 1次車(2005 日本車輌)