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004.名鉄、車両近代化計画(執筆日2005/09/20)

 現在、名鉄では新世代通勤車として3150系・3300系を新製投入している。
 名鉄本線系統で初のステンレス車体を採用し、ロングシートとクロスシートを組み合わせた魅力的な車両となっている。
 スタンションポールをピンク色として目立たせるなど、評価できる点が多々ある。

 が、この新車、まだまだではなかろうか!?

 では、あるべき次世代型通勤電車の姿について考えてみましょう。

 危険防止については・・・
  ・側扉の中央部に縦に警戒色を塗り、戸ばさみの危険を減らす。
  ・側扉の枠に赤色LEDを組み込み側扉開閉時に点滅させることで、戸ばさみの危険を減らす。
  ・側扉付近の床に警戒色を塗ることで側扉の存在を目立たさせ、側扉に関する危険を減らす。
  ・対話式非常通報装置や消火器、非常用ドアコックを使いやすい位置、目立つ配色にし、緊急時に使いやすいものとする。
  ・非常はしごを各車両に1脚は装備させ、緊急時の駅ホーム以外での降車時の安全性を向上させる。
  ・吊り手の数を増やし(特にドア付近)、混雑時でも乗客がバランスを取るために何かをつかめる状態にする。これによりカーブなどで車体が揺れる場合の、転倒やケガ防止につながる。さらに混雑時に手の位置を明確化できるため若干ではあるものの、痴漢冤罪減少や被害者側から痴漢の犯人特定がしやすくなるといった事が期待できる。(これはサービス向上にもいえる事である)

 サービス向上については・・・
  ・座席の形状やバネの改良により、座り心地を改善する。
  ・クロスシートのつかみ部もスタンションポール同様にピンク色に塗り、目立たせる。
  ・車号表示も一体化したLED式列車案内表示器を全側扉かもい上部に設置し、いろいろな位置から情報が得られるようにする。
  ・側窓は現状の熱線吸収UVカットガラスのままフリーストップ式ロールカーテンを追加し、遮光対策を万全にする。
  ・吊り手の数を増やし(特にドア付近)、混雑時でも乗客がバランスを取るために何かをつかめる状態にする。これによりカーブなどで車体が揺れる場合の、転倒やケガ防止につながる。さらに混雑時に手の位置を明確化できるため若干ではあるものの、痴漢冤罪減少や被害者側から痴漢の犯人特定がしやすくなるといった事が期待できる。(これは危険防止にもいえる事である)
  ・側面行先種別表示器に号車表示も加え、あらかじめ車両解放などの案内をすることで、途中駅における車両の解放などに伴う車両移動の不便を解消する。
  ・自社線だけでなく相互直通運転を行っている相手の会社の路線図も掲出し、案内の充実を図る。

 性能面については・・・
  ・加速度を3.5km/h/s、常用減速度を4.0km/h/s、非常減速度を4.5km/h/sとし、高速域まで加減速性能の良いものとし、到達時間の短縮や緊急時の停止距離の短縮を図る。
  ・"0.5M0.5T構成"とし、台車単位ではなく車軸単位による電動比率の分配を行い、各車両の車重の均等化を図ることで、編成単位での車重バランスの安定化、空転防止、事故時における脱線防止を図る。

 技術開発・将来面については・・・
  ・JR東日本の"E993系『ACトレイン』"で試験中の"DDM(Direct Drive Motors)"の採用による、伝達パワーロス軽減や騒音軽減を狙う。
  ・"つくばエクスプレス"で試用が始まった、車内無線LANの検討。
  ・反射型LCDを用いた行先種別案内表示器の見やすさの向上。
  ・LED式車内案内表示器等で流れるニュース等を配信する装置を駅や沿線へ設置し、リアルタイム性を向上する。
  ・ATS作動方法について、どんな状況でも非常ブレーキ作動とするのではなく、制限速度以下になり次第ブレーキ解除というような、柔軟性の高いATSへの改良を行う。これにより正常運行との両立を狙う。
  ・加減速性能の高い車両を多く投入していくことで、全体的な到達時間の短縮を図る。
  ・車両制御装置は故障時等に車軸単位で解放できる機構とし、運行における影響の軽減を図る。

<総括>
 これだけの改善案が出てきたのには自分でも驚きである。しかし現状の車両のあり方には、まだまだ追求できる点が多いという事である。
 サービス第一とはいっても経営していかなければならないので、費用のかかるものは採用に足踏みすることもあるだろう。しかし上にある改善案の中には、ほとんど費用のかからないものもある。そういった事から一つ一つ改善していかなければ、自動車の居住性能の向上が著しい中で、乗客を獲得し続けることは難しいのではなかろうか。